当社では、製造品質の向上と生産性の向上を目指し、電子部品実装基板の検査工程を自動化する部品外観検査装置を新たに導入しました。
当社で製造するソリッドステートリレーや電子ブレーカーなどの製品で使用するプリント基板(電子部品実装基板)の部品外観やハンダ付け品は、従来は目視で確認していました。
しかしこの作業は非常に繊細でミスが発生しやすい上、時間もかかります。
また、熟練した検査員の確保が難しく、人手不足の問題も顕在化していました。
そこで、当社では、従来の目視検査の課題を克服するため、4台の2Dカメラと8台の3Dカメラを組み合わせた光学式外観検査装置を導入しました。
トラックから検査装置を積み下ろしています
工場内へ搬入して行きます。大きくて重い!搬入作業が大変でした
光学式部品外観検査機搬入設置後
この装置は、多角度からの撮影や3次元画像の解析を通じて、部品外観の検査精度を飛躍的に向上させるとともに、検査速度も大幅に短縮します。これにより、不良品の見逃しを減らし、製品の品質をより高めることができます。
また、検査工程がボトルネックとなることを防ぐことで、生産能力の向上とコスト削減にもつながります。今回の検査装置導入により、従業員の負担を軽減し、人手不足の問題にも対応できるようになりました。
今後も、品質向上と生産性向上に努め、最適な製造ラインを構築してまいります。