1. 概要(結論)
・100 kVA 未満:外形寸法・設置スペースの増減は比較的小さい。容量差に対するサイズ増加は緩やか。
・100–300 kVA:外形・質量・油量が目に見えて増え始めるレンジ。特に300 kVA付近で一段とサイズアップ。
・300–750 kVA:外形・高さ・重量の増加が顕著。冷却方式変更により設置条件が変わる。
・750 kVA以上:据付・搬入・クレーン対応など設備側の影響が支配的。
2. 容量レンジ別 寸法変化と実務影響
| 容量レンジ | 寸法の傾向 | 実務的な影響 | 主な理由 |
| 10–75 kVA | 小型。寸法差は小さい。 | 棚置き・小基礎で対応可。 | コア・巻線体が小さく油量も少ない。 |
| 75–100 kVA | 若干の寸法増加。 | 搬入経路確認を推奨。 | 端子・絶縁距離確保のため。 |
| 100–300 kVA | 100→300で寸法が明確に増加。300kVAで一段大きくなる。 | 基礎強化・重量確認が必要。 | 巻線・油量・放熱面積の増加。 |
| 300–750 kVA | 高さ・幅が大幅増。 | クレーン・基礎設計が必要。 | 強制冷却や油量増加のため。 |
| 750–2000 kVA | 非常に大きい。特注外形も多い。 | 基礎・運搬・据付が主課題。 | 構造・冷却要件・施設制約が支配。 |
3. なぜ300 kVA前後で急に大きく見えるか
① 油量・タンク断面の増加:300 kVA前後で油量が急増し、タンク幅・高さが拡大。
② 放熱要件の変化:自然冷却限界を超え、タンク大型化またはフィン追加が必要。
③ 絶縁距離確保:高容量化で端子間隔が広がるため、外形寸法が増す。
4. アドバイス
・メーカーの最新『外形寸法表』で確認すること(同容量でも差あり)。
・300 kVA前後は寸法・重量が飛びやすいため、搬入経路・クレーン能力・基礎荷重を事前確認。
・トップランナーⅢ(2026改定)では効率改善に伴い、寸法・油量が微調整される場合あり。